【Report 12】2015年7月30日開催  としま会議Vol.12 レポート

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2015年7月30日に開催された「としま会議」のレポートをお届けします。

【2015年7月30日開催】としま会議Vol.12 レポート

 

第12回のレポートは、豊島区の名物ブロガー”みんたん”の協力を得て、レポートを提供いただきました。

ありがとうございます!

みんたんのブログはこちら↓↓ 

みんたん 池袋開拓史【池袋ブログ】

では当日の臨場感も併せてお楽しみください!

 

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7月30日は第12回としま会議が開催されました。

「としま会議」とは、豊島区を拠点に活躍する人や様々な活動をする
豊島区在住の人達がトークイベントに登壇し、ジャンル、世代を超えた
“としま”な人々が数多く集まるイベント。

最近では各種メディアに取り上げられるなど、世間の認知度もアップ!
全国各地から参加者が訪れるという盛況ぶりです。

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1周年記念に豊島区有志のお祝いのお花が届いていました!

今回も様々な分野で活躍する登壇者が続々と・・。

 

 

 

 

東北復興支援を行う、一般社団法人RCF復興支援チームに所属しながら、
今年4月から地方創生に取り組む地方自治体を支援する、
日本版シティマネージャー制度(正式名称:地方創生人材支援制度)により
奈良県明日香村の非常勤政策監を務める山本慎一郎さん。

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http://rcf311.com/
http://asukamura.com/

 

復興の山本さん1

「どんなまちにもよいところあり」と語る山本さん。
東京生まれ東京育ち、2階に校庭、地下に体育館、4階にプール、
ビルに囲まれた都会の小学校に通いながらも、昔から住む人が多く
とても良い街で育ったといいます。

 

国土交通省に勤め、かつては渡邉豊島区副区長の後輩でした。
公務員で各地域に赴任した経験の中で、
地域にどっぷり浸かる仕事がしたいと思うようになります。

復興の山本さん2

官僚としてのキャリアを捨て飛び込んだのが東北の復興支援。
福島県双葉郡は大半の地域が未だ居住制限地域となっている場所。
地元に戻れない住民たちの心の拠り所は地元の仲間とのつながり。
離れた地域に住んでいてもつながる為タブレットでのコミュニティ作りや
コミュニテイを育む冊子を制作、定期的に避難住民の交流会を開催しています。

復興の山本さん3

現在住む目白5丁目も生粋の地元住民が多く祭りが盛ん。
地元のつながりも強い中、新しい住民も受け入れる懐の深さが魅力。

 

街への関わり方は人それぞれ、色んな人がいるものです。
コミュニティデザイナーの山崎亮さんの言葉を借りると、
人の話をよく聞くことがコニュニティにつながるのです。

復興の山本さん4

まちと行政をつなぐ仕事をしたい。
地域の活性化を支援するため人口5万人以下の市町村に対して
国家公務員や民間人材を派遣する「シティマネージャー制度」に
手を上げました。

復興の山本さん5

赴任先は奈良県明日香村。
石舞台古墳など飛鳥時代の歴史が残るこの場所で週に2日過ごし
街の魅力を発信する為に日々奔走しています。

 

今後は明日香村でのリノベーションスクール開催や、
豊島区とのコラボをしてみたいと語る山本さん。
地域に真正面から向き合うその姿は、しなやかで格好いいなと感じました。
配布された明日香村のPR紙「naranara」も思わず読みたくなる可愛らしさ☆
俄然明日香村に行ってみたくなりました。

 

 

 

焼いたクッキーの表面に砂糖や卵白を着色してデコレーションした
アイシングクッキー。
見た目の可愛さと長期保存も可能でプチギフトにも人気です。
アイシングクッキー教室「PURU」を運営する小林由美子さん。

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http://ameblo.jp/purusepuruse/

アイシングクッキー小林さん

昨年12月にアイシングクッキーの教室を立ち上げました。
セレブでパステルカラーのイメージが強いアイシングクッキーに
あえてポップなカラー、モチーフを取り入れています。

 

そんな小林さんは4人の子供のママ!
ただでさえ忙しい育児の合間に自分の時間を作り新しいことにチャレンジする、、
並大抵のことではありませんが、思ってから行動することが重要なのです。

アイシングクッキー小林さん2

アイシングクッキーとの出会いは友人が名刺代わりに配っていたものに
感動したこと。
以来、主婦として節約に励むよりも自分らしく生きるためにお金を稼ごう。
クッキー1枚に300円の価値を感じる、同じ価値観の人達と付き合うことで
気持ちが楽になりました。

 

そんな小林さんを後押ししたのは最愛の父。
画家であり志半ばで亡くなった父が残した
「お金を使うよりお金を作りなさい」との言葉。

 

ほんの少しの後押しで主婦でもやる気さえあれば出来る。
ぜひ教室に習いに来て下さい。と語る小林さんは輝いていました。

アイシングクッキー小林さん3

当日、としま会議ロゴのアイシングクッキーが配られ、
そのクオリティの高さに驚きました。
イベントのちょっとしたおみやげに最適ですね。
パワフルでありながら、女子力高い小林さんは魅力に溢れた方でした。
アイシングクッキー教室、楽しそうだな~♪

アイシングクッキー小林さん4

豊島区のママさんフットサルチームにも所属。どこまでもパワフル!
チームメンバーを絶賛募集中だそうです。

 

 

 

池袋西口、立教大学のキャンパスに程近いビルやマンションのはざまに
築70年の古民家があるのをご存知でしょうか?
その場所で定期的にマルシェを開催している
エコマルシェ代表の深野弘之さん。

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http://www.ecomaru.info
https://www.facebook.com/ecomaru

先祖代々商家であり18代目となる地主の深野さん。
西池袋に3棟のマンションを所有しています。

エコマルシェ深野さん1

以前から野菜を取り扱う仕事に携わってきました。
その経緯から知人の農家の野菜を扱い、消費者にとって農家の顔が見える店
エコマルシェを中野に出店しました。

 

その後、地元豊島区に腰を据えてやりたいと
中野の店を閉め、始めたのが「にしいけマルシェ」です。

エコマルシェ深野さん2

にしいけマルシェは月に1回。
場所はビルの間にある100年の歴史を持つ大きな門構えの古民家。
マンション建設の際に母屋の位置をセットバックしながらも今なお健在。

 

30軒の農家と直接取引をし、地元の人達に提供しています。
マルシェは断絶したコミュニティをつなぐことに大いに役に立っています。

エコマルシェ深野さん3

他にも様々な企画が。
「にしいけキッチン」は豊富な野菜を使ってみんなで料理をして食べる場。
「出汁取り教室」は割烹で教わった美味しい出汁の取り方を学びます。

エコマルシェ深野さん4

「手作りみそ仕込み会」は東京唯一の味噌蔵の麹を譲り受け作る味噌。
グレートキッズ幼児・児童教室とのコラボで子供たちの味噌作り体験会も開催しました。

 

運営するマンションでは一部カスタマイズ賃貸を取り入れ、
輸入壁紙販売テシードで壁紙を入居者と選び、その過程に新たな可能性を感じたといいます。

 

としま会議や農家とのつながりなど、今までの経験を活かし
化学変化が起きることで更に良くなればと話す深野さん。
みんたんもにしいけマルシェの活動は以前から耳にしていましたが、
池袋の街にこんな古民家があり、そこで開催されているとは知りませんでした。
マルシェは7月~9月はお休みとのこと。秋の開催を楽しみにしています!

 

 

 

「エクスペリエンス・デザイナー」とは
どんな仕事か想像できますか?
エクスペリエンス=経験、をデザインする
とはどういうことでしょうか?
エクスペリエンス・デザイナーの山本郁也さん。

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http://fragile.tokyo

としま会議が行われているco-ba ROYAL ANNEXがある賃貸マンション
「ロイヤルアネックス」の住民でもある山本さん。

 

今までのデザインは製品それ自体をデザインすることでした。
しかし、製品を取り巻くもの、例えば広告や営業、サポートセンターなど
顧客にとっては製品自体と等価の存在です。

エクスペリエンスデザイナー山本さん1

製品を知り、使い続け、使い終わり、その先まで全ての時間が一つの“物語”です。

エクスペリエンスデザイナー山本さん2

今までは製品を売るためにそれぞれを分業化し効率化を図ったことにより、
買ってもらえない、使ってもらえない、喜んでもらえない製品を
作り続けてしまったのではないでしょうか。

 

全体の調和を大切にしながら、“物語”によって顧客におこることをデザインする。
それが、エクスペリエンス=経験をデザインするということです。

エクスペリエンスデザイナー山本さん3

具体的には広告の企画から営業やサポートセンターのコミュニケーション設計など、
また、組織全体の改革が必要になることもあります。

 

また、ある人(顧客)が製品を使いどのような経験をするかを実際に物語として
書いてみたりします。
これは商業空間への来訪者に体験させる場所のデザインを一環して行った
建築家ジョン・ジャーディーの手法。

 

エクスペリエンスデザインを取り入れた事例としては、
リクルートの提供する「Airレジ」が挙げられます。
タブレット端末を利用したPOSレジシステム。
店舗のレジ情報から顧客がその店舗の空席情報をリアルタイムで得られるなど
消費者体験の価値を高める仕組みが備わっています。

 

豊島区は縁もゆかりもなくパートナーと住み始めた場所。
でもこれからこの街で起こることは必然になることを楽しもうと思っています。

エクスペリエンスデザイナー山本さん4

豊島区だからこその物語を考えたい。
サンシャイン60という象徴的な建築物、巣鴨プリズンという歴史などをつなぐ、
「東池袋ダークツーリズム構想」
ダークツーリズムとは戦争や災害といった負の遺産を巡る観光ツアーのこと。
チェルノブイリや福島第一原発でも実際に行われています。

 

エクスペリエンス・・なんぞや?という興味から始まりましたが、
モノ、コト、体験、まちづくりといったサービスを提供する・享受するといった
観点で参考になるお話ばかり。勉強になりました。
東池袋ダークツーリズム構想、とっても気になっています。

 

 

 

明治通り沿い、雑司が谷界隈に立つグリーンのビル。
その2階に今年1月オープンしたパン屋「うぐいすと穀雨」
カフェも併設するこの店はいつも街の人たちが集う憩いの空間です。
「うぐいすと穀雨」店主の鈴木菜々さん。

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http://www.uguisu-kokuu.com
https://www.facebook.com/uguisu.kokuu

 

うぐいす奈々さん1

かつては洋菓子を作る仕事がしたいと思っていたという鈴木さん。
しかし、持病があることを心配した母と先生に止められ
大学に進学しました。

 

大学ではコミュニケーション学部に所属し、音楽や写真に没頭する日々。
しかし、病気で入院していた時に一ヶ月食べられないことがあり、
少しずつ回復し食べた梅干のおかゆに、食べられることの素晴らしさを感じ、
再び食べ物を扱う仕事を望むようになります。

うぐいす奈々さん2

そしてパンを作ることに決めたのが3年前。
なぜパンにしたのか、今となっては思い出せませんが
毎日の日常に関わる食べ物であり、添加物を問題視する世の中だからこそ
身内に食べさせる食べ物を自分が管理するという気持ちで選んだのだと思います。

 

30歳で店を出すということ。決意があった訳ではありません。
周りの人に助けてもらいながら、今があります。

うぐいす奈々さん3

私が作っていることを見て選んでくれる。
愛情や温かみのある味がするとの言葉。
おばあちゃんが死ぬまであなたのパンを食べるわと言ってくれること。
明日もがんばろうと思えます。

 

お店を持つことで、ここに住むたくさんの人達との出会いを経験しました。
木曜から日曜まで週に4日の営業。
パンという商品はたくさん作ってたくさん売らないと利益のなりませんが、
その殺伐とした空気を店に持ち込みたくない、
笑顔でお客さんと接することのできる時間を大切にこれからもパンを作ります。

うぐいす奈々さん4

鈴木さんの言葉は目の前にいる人にきちんと等身大の自分を伝える力を持っていて、
お店ではないのに、まるでお店のお客さんになった気分で心を温かくするものでした。
みんたんもお店には何度か伺ったことがありますが、なんだかホッとする、
鈴木さんの人柄そのもののような居心地の良い空間です。
また鈴木さんの笑顔と美味しいパンに出会うためにお店にいこうと思いました。

 

 

 

 

交流会で提供された軽食は
「うぐいすと穀雨」のサンドイッチが盛りだくさん!

たまごサンドやウインナーとレタスが入ったフランスパン。
絶品キャロットラペに甘いチョコのスコーン。幸せすぎです。

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次回は9月初旬に開催予定の第2回リノベーションスクールとのスペシャルコラボバージョンが
開催されるとのこと。楽しみです☆

 

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記事協力:みんたん

みんたん池袋開拓史