【Report 09】2015年4月16日開催  としま会議Vol.9 レポート

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2015年4月16日に開催された「としま会議」のレポートをお届けします。

【2015年4月16日開催】としま会議Vol.9 レポート

 

第9回のレポートは、豊島区の名物ブロガー”みんたん”の協力を得て、レポートを提供いただきました。

ありがとうございます!

みんたんのブログはこちら↓↓ 

みんたん 池袋開拓史【池袋ブログ】

では当日の臨場感も併せてお楽しみください!

 

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 4月16日、第九回「としま会議」が開催されました。

 

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「としま会議」とは、豊島区を拠点に活躍する人や様々な活動をする
豊島区在住の人達がトークイベントに登壇、
またジャンル、世代を超えた“としま”な人々が数多く集まっています。

 

 

 

 

「防災士」という資格を持ち、
企業や自治体などに防災計画策定のアドバイスをする
仕事の傍ら、「Bohsai Bar」を運営する若松海さん。

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「防災士」とは社会の様々な場での減災や社会の防災力向上のために活動し、
その目的のために十分な意識、知識、技能を持つと認定する資格です。
https://www.facebook.com/bohsai.bar

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若松さんが運営する「Bohsai Bar」は神田にある一軒家で毎週水曜日夜にオープン。
美味しい料理とお酒を持ち寄り、“防災”をもっと楽しくするために意見交換をしています。
バーではフルーツビネガーを使ったお酒も。
お酢は疲労回復に効果あり。避難時の疲労を癒やし元気を与えてくれる
常備食として防災商品になり得るかも。。

 

東日本大震災の支援活動から防災に関心を持つようになりました。
ただ、防災の勉強をするとなぜか防災に対しやる気が失せる気持ちに気づき、
「Bohsai Bar」という場を立ち上げました。

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防災というと特別なことをするように感じますが、日頃からの地域でのつながりが
あれば、災害時にも情報が得られ、結果的に防災につながるというのが
本来の姿なのでは。
「防災」という言葉自体が無くなることが理想だと若松さんは語ります。

 

「Bohsai Bar」では様々なイベントも開催。
非常食をみんなで食べたり、オリジナルの非常用袋「ライフポーチ」作りをしたり。

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中でも合鴨をシメてみんなで食べるというイベントはすごい。
色々な経験を積むことにより、非常時でも人に頼らずに行動が出来るようにするため。
うぅ、残酷ながらも、非常時の自分の行動を考える機会になりますね。

 

防災士は地域の町会長がなったりする資格なので、若い人はあまりいないのだとか。
もっと若者にも防災に関心を持ってもらいたい。

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また北池袋在住の若松さんは豊島区内でも防災のイベントができないか?と模索中。
学校や施設を避難所に見立てて、防災キャンプのイベントをするなど、
実際に住む街でやってくれたらとても役に立ちそうなアイデアが満載でした。

 

造幣局跡地防災公園のワークショップでも、カマドなど防災機能を使った訓練を想定し、
近隣住民を巻き込んだイベントを行うことも重要だとの話題にもなりました。
若松さんの言うとおり、地域のつながりが防災、減災につながると感じます。

 

 

 

要町にあるデザイン事務所、有限会社マルプデザインの佐野佳子さん

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一軒家のデザイン事務所の1階にはアーティストやイラストレーターための
ギャラリーとして開放しています。
http://malpu.com/index.html

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マルプデザインは書籍のデザインを主な仕事としているデザイン会社です。
事務所の1階をマルプギャラリーという名で開放したのが今から11年前。
以来、「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」や、
最近では要町にある「なんてんカフェ」が主催する「ご近所フェスティバル」など
地域で開催されるイベントの会場となりました。

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ギャラリー開放する以前は変化が嫌いだったという佐野さん。
ギャラリーという場を持つことで、どのように活用するか試行錯誤の日々。
そして、思いもかけない機会や様々な出会いがあり、変化が好きになりました。

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そして、東日本大震災を経て日本が劣化していると感じる思いから、
もっと対話をし、試行錯誤をすることが必要なのでは?と
今年2月より杉並区で「対話の実験室」というイベントを開催。

 

最近では「お金」をテーマに対話をするイベントを予定しています。

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佐野さんは、自分が変わらなければ社会は変わらないと語ります。
こんな社会になってほしい。との熱い思いから、マルプギャラリーなどの
場で今後も活動を広げていきます。

 

毎年、まちかど回遊美術館の会場として協力しているマルプギャラリー。
住宅地に馴染んだ場所でフラッと立ち寄れる気軽さが玄関の写真から漂っています。
実際に地域のアーティストとの親交も厚く、様々な人達が集う場になっています。
佐野さんの温かな笑顔と熱い思いが地域の人達を惹きつけているんだなと
感じました。

 

 

 

千早に事務所を構える、春日部幹建築設計事務所の春日部 幹さん

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自宅兼事務所の建物は池袋モンパルナスの歴史を彷彿とさせる
アトリエ付き住居です。
http://kasukabearchitect.com/index/top.html

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一級建築士の春日部さんは中規模マンションや木造住宅などを手掛け、
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレでは夏は学校、冬はソリになるという
作品を出品されています。

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千早にある無名の画家のアトリエ付き住居は耐震補強工事を行い
ギャラリーに生まれ変わる予定。

 

そんな春日部さんのご自宅もアトリエ付き住居。
父親が画家だったことから、幼少時代にパリに住んだ経験もあるとか!

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自宅のアトリエだった場所は5mの天井高があり、天井の修復するため
やぐらを建ててはや10年。。
20年以上の時間をかけて家の改修を繰り返しながら住む生活を続けています。

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アトリエに付けられた大きな絵を家の外に持ち出すための窓に合った窓枠を作ったり、
奥様がパン作りを始めたのでパン工房を作ったり。

 

問題は将来に投げてしまうと語る春日部さん。
今の暮らしに合うように変えながら、守りながら残していく。
作るものがあるというのが大事なんだといいます。

 

池袋モンパルナスがあったという歴史を家の中に感じながら、
全てを保存するのではなく、今を生きる人の生き方に合うよう変えながら住むという、
そんな自然体の暮らし方に面白さを感じました。

 

ギャラリーになるというアトリエ付き住居に伺う機会があったのですが、
無名ながら住んでいた画家の息遣いが残っているような、
池袋モンパルナスがどんな場所だったのかを肌で感じられる貴重な場所でした。

 

春日部さんのご自宅も一度伺ってみたいです。

 

 

 

雑司が谷の一角にある輸入壁紙、輸入ファブリックの販売商社
株式会社テシードの営業を担当する山形俊之さん。

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27年前から扱う輸入壁紙のカタログが並ぶテシードのショールームも
同じ場所にあります。
http://www.tecido.co.jp/

山形さんは言います。
輸入壁紙はまだ世間にはそれほど知られていない世界だと。

 

現在でもほとんどの住宅で選ばれるのは“白”
日本の壁紙市場で輸入壁紙を使用する割合は1%。
賃貸だから、そもそも壁紙は張られている状態で売られているから、
壁紙を選べるということさえ意識の中にない、、という現状。

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壁紙という存在に目を向け、
好きなものに囲まれる生活の対象として、
自分の個性に合わせて変えられるものとして、
住宅のオーナーと住人が一緒に空間を作り上げるツールとして
活用して欲しいと山形さんは語ります。

 

壁紙に対する固定観念を打ち払い、もっと身近に感じて欲しいと、
様々なイベントも開催。

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子ども対象に壁紙を使った自分の部屋をデザインするワークショップ。
建築士の須藤剛さんが作成した家の模型に子どもたちが思い思いに
色とりどりの壁紙を貼り、理想の部屋を作成。

 

子ども達が楽しむ中、大人も何か作りたい!という気持ちにさせたこの企画は、
さらに親子で楽しめるようバージョンアップし、第二弾も計画中とのこと。

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また、壁紙の可能性を探る・・とのテーマで開催されたトークショーでは、
芸大生がデザインした壁紙を使用した衣装を制作しファッションショーが行われました。

 

あまりにも奇抜では?と社内でも賛否両論があったそうですが、
売る側が固定観念を壊さないと壁紙の秘められた可能性をPRすることもできないと
決行された企画でした。
壁紙で制作された衣装はショールームでも展示されます。

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みんたんもキッズワークショップに参加しましたが、ショールームの重厚で
色彩感覚を刺激される圧倒的な雰囲気が印象的でした。

 

輸入壁紙で自分の家を作ろう♪キッズワークショップ(みんたん記事)

http://ikebukuro.areablog.jp/blog/1000002163/p11187557c.html

 

としま会議が行われている賃貸マンション、ロイヤルアネックスにも
テシードで選ばれた壁紙を使用した部屋がいくつもあるのですが、
住人の個性や趣向が反映された空間に一役買っているのが壁紙でした。
いつかは自分の部屋に張るお気に入りの壁紙をショールームで見つけたいです。 

 

 

 

飲食店を経営するかたわら、池袋西口公園の活性化を推進する、
NPO法人「ゼファー池袋まちづくり」に所属する前原一仁さん。

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豊島区と社会実験協定を結び活動をしています。

http://www.npo-zephyr.jp/

 

池袋育ちの前原さんは2年間通った事業構想大学院大学でパブリックマインドを
勉強したことで世界観が変わったと言います。

 

本業は親から引き継いだテナントビル管理。
ビルオーナとしての社会的役割はなんだろう。
自分の街にプラスの社会貢献をしなくてはと。

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池袋西口公園はあるドラマによって印象付けられました。
ただ、今の西口公園はドラマにあったような“カラーギャング”はもういません。
集う人達の所在は不明で冬場は特に日中から閑散としています。

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西口商店街が母体となり設立したのがNPO法人「ゼファー池袋まちづくり」
豊島区と提携した活動の一環で池袋西口公園で行われる
イベント開催の支援に携わっています。 

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本来公園はお金を稼ぐ場であってはならない場所。
区との提携によりイベント開催が可能となったことで、
得た利益は公園の間接照明整備費に利用されるまでになりました。

 

ただ開催されるイベントの内容は、いわゆる団塊の世代の意見により企画され、

若者には響きにくいものが多い。
もっと違った年齢層の客を呼びこむ為には、、前原さんは働きかけます。

 

イベント開催は地元との調整が一番難しく、理解を得るまでには苦労も多いと言います。

街をもっと盛り上げるために、今までとは違う様々なイベントを開催したい。

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5月2~10日には近年人気を得ているベルギービールの祭典、オクトーバーフェストが
池袋西口公園にやって来ます。

 

みんたんも「ゼファー池袋まちづくり」が運営する森林公園の農園に度々訪れています。

西口公園の緑化美化にも携わっており、西口公園のイメージアップにつながっていますね。
イベントもよく参加しますが、確かに東口と比べると年配の客が多い印象。
最近では「2014肉汁祭 ギョーザVSからあげグランプリ」など若者向けのイベントが
増えてきたなぁと思っていました。
今後のイベントも注目していきたいと思っています。

 

 

 

さて、今日の料理は、、
会場と同じフロア内にある、プレオープン中の都電テーブルで。

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野菜もりだくさんの身体がキレイになりそうなメニューに舌鼓。

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登壇者の1人、春日部 幹さんの奥様が作られたパンも振る舞われました。
素朴な味わいで噛むほどに香ばしい。。
要町のなんてんcafeにも提供されているそうですよ。

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記念すべき第十回は5月14日の予定です。ますます楽しみです!!

 

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記事協力:みんたん

みんたん池袋開拓史